”Gelfman（ゲルフマン）”初号機”IN-16Nixie（ニキシー）”
ウォッチブランド”Gelfman（ゲルフマン）”の第一号として、一般的な時計ではない時計の開発を決めました。
それは、ニキシー管 を介して時間が表示される、レトロフューチャーな電子デジタル時計でした。
”IN-16Nixie（ニキシー）”と名付けられたこの時計には、1980 年代に製造された 2 つのビンテージ ニキシー管が使用されています。
デザインは前衛的、レトロフューチャー、サイバーパンク、ポスト黙示録的なモチーフを組み合わせており、ステンレススチールのケースは高い時計製造基準に合わせて機械加工され仕上げられています。
”IN-16Nixie（ニキシー）”は、1950 年代に開発されたデジタル真空管技術と、多くの機能を提供するコンピューター アプリケーションの最先端の接続技術を組み合わせた、ハイエンドのコレクターズ ウォッチとして設計、製造されました。
”IN-16Nixie（ニキシー）”は、限定 999 個です。
2022 年、”IN-16Nixie（ニキシー）”は、世界の時計業界で最も名誉ある賞であるジュネーブ高級時計グランプリの「プティ エギーユ」部門にノミネートされました。
限定版の”IN-16Nixie（ニキシー）”No.001 は、5 月 11 日にジュネーブで開催された Ineichen の Independents 2023 オークションで、販売前の予想の 3 倍となり、21,000 スイスフラン（約360万円）で落札されました。
ニキシー管：時の美と機能性の調和
ニキシー管は、本質的には高級白熱電球とも言える存在です。伝統的な電球と同様に、内部のコイルが加熱され、ガスが励起されて明るい可視光が発生します。しかし、ニキシー管はその特有のデザインと機能で知られています。
通常の電球が1つのコイルを持つのに対し、標準的なニキシー管には少なくとも10個以上の独立したコイルが配置されています。これらのコイルは個別に点灯させ、数字の形をした複数の部分が独立して輝きます。
そのため、点灯するコイルによって異なる数値形状を表示することができます。
ニキシー管は、コンピューティング機器と連携して情報を表示する際にも活躍しました。その美しい光と独特の形状により、主に数字の文字列を暗闇でも鮮明に読み取ることが可能です。 多くの場合、ニキシー管は列に配置され、各管が現在表示する数値を制御する基礎となるハードウェアが組み込まれています。これにより、長いデジタル読み取り値を簡潔に表示でき、美しさと機能性が調和したデバイスとしての役割を果たしています。
”Gelfman（ゲルフマン）” ニキシー管時計 ”IN-16Nixie（ニキシー）”：技術とデザインの粋な調和
「IN-16」と呼ばれる”Gelfman（ゲルフマン）”のニキシー管時計は、時計に使用されるニキシー管のサイズと種類を指し、同時にニキシー管のオリジナル部品指定番号でもあります。
この時計は比較的コンパクトな装着感を保ちながら、2つのニキシー管を使用してすべての情報を表示します。
これにより、美しいデザインと使いやすさが見事に調和しています。
ニキシー管は大きめで、各数字の高さは約13mmあります。
視認性と美しさのバランスを取りながら、時計のコンパクトさを維持する為のベストサイズです。
時計の下に配置されたLEDライトは、さまざまな色で発光し、時計の雰囲気をカスタマイズするだけでなく、充電中などの情報を表示するためにも利用されます。
これにより、時計は単なる時間を表示するだけでなく、状態や環境に応じて情報をわかりやすく伝えることが可能です。
操作は非常に簡単ですが、時計と組み合わせて使用することで、その機能を最大限に引き出すことができます。
"IN-16"は、技術とデザインの調和を体現し、ユーザーに独自で洗練された時計体験を提供しています。
”IN-16Nixie（ニキシー）”時計には、2 桁の文字盤に表示できる 3 つの情報があります。
これには、時間と分 (最初に現在の時間が表示され、次に現在の分が表示されます)、日付と月、およびパーセントで表示されるバッテリー残量が含まれます。
ケースの前面には 1 つのプッシャーがあり、ディスプレイの起動とディスプレイ情報の循環の両方に使用されます。その多くは、装着体験に伴うソフトウェアでカスタマイズできます。
また、腕を振るだけで時刻表示もされます。表示速度も制御可能です。
ソフトウェアは、デスクトップ コンピュータ ソフトウェアのみが入手可能でしたが、iOS および Android 向けのモバイル ソフトウェアも近日リリースされます。
スペック
